「こ、これ!望んでいたのはこれ。最高!」
それまでレズ作品をかなり見てきた私ですが、しかし、今まで女子校生レズものがなかったわけではありませんでした。
当時、ブームとなっていたブルセラショップからも素人女子校生出演作としてAVが出ており、レズ作品も何作か出ておりました。
しかし、その多くはただ男が出ていないというだけで、ほとんどがバイブの使用があり、レズの絡みというより、二人の女の子がお互いを攻めているだけというものでした。
レズAVを最初期から見てきたわけですが、そのころはレズプレイでは「貝あわせ」「おっぱいの擦りあわせ」等が好きでしたが、まだ、レズの「キス」というものは重要視しておらず、あまり気にしてはいませんでした。
今でこそレズプレイの中心はキスであり、なくてはならないものとなっていますが、それ以前のレズ作品にはあまりキスというものは多用されていなかったように思います。私も拘って見ていなかったように思います。
そんなところ、FAプロの作品をレズということで見たわけですが、そこではキスが絡みのなかで重要なポイントを占め、初めてそこで「女性同士のキス」のすばらしさを知りました。そしてさらにソフト・オン・デマンド『初めてのKISS』シリーズ、アロマ企画の『濃厚接吻』シリーズによって「キス」が興奮ポイントになることが決定的になったように思います。
そこで出会った『先輩と私』であったわけですが、私のレズ作品に求めるラブラブ感、密着感があり、フィニッシュには「貝あわせ」、そしてキスの充実が伴っていたこのシリーズに非常な満足感を得たのです。 無名のモデルさんの起用というのも大きなポイントでした(後になってAV出演を既にされていたと判るモデルさんもいたのですが)。
今やレズ作品は各社から毎月のように数点ずつ発売され、レズ作品が少なかった時代を知る私たちにとっては本当にありがたいことです。
しかし、正直言いまして玉石混淆の感が拭えず、「ただ男性が出てこないだけ」非常に好ましくない言い方かもしれませんが、「男を出さなければレズだろう」という作品が少なくないように思います。
シリーズすべての作品が傑作というわけではないでしょうが、初期作品には今のレズ作品から失われた何かがあったように思います。
今回、『先輩と私』の第一作からのレビューを始めるに当たり、初期作品を取り出してさらっと見たわけですが、今見ても決して劣るものではなく、何度見ても飽きることはありません。少なくとも私にとりましては。
レビューを始めようと思ったのは、以前から何らかの形で作品のデータを残しておきたいと思っていたことと、今の『先輩と私』しかご存じない方々に以前の素晴らしさもお伝えしたかったという気持ちがあり、出来ればDVD化されていない作品のDVD化が実現できればと考えています。
拙い文章でどこまでお伝えできるかわかりませんが、また、最近作までたどり着くのかどうかもわかりませんが、どうかお付き合いよろしくお願いいたします。m(_ _)m
「だ、大丈夫かなぁ(-.-)???」
「先輩と私」のパケを店頭で見かけた最初の印象がこれでした。
10年ほど前、AVはVHSが主流でDVDがそろそろ出始めてきたかなという頃でした。
大阪の先頃、残念ながら閉店してしまった老舗アダルト専門書店の書棚の一角で見つけたのが一本(正確には3本)のレズ作品でした。
まだ、今のように多くのレズ作品が売られていない頃であり、今でこそ安価でレズオンリー作品が各社から出ていますが、タイトルに「レズ」の文字が載っていながら男もふんだんに出てくる作品も多く(未だに払拭されていませんが)、ネットも今ほど普及している時代ではなく、私も当然インターネットどころか、パソコンも興味すらなかった時代でした。
辛うじて、ビデオ情報誌で情報を得ることが出来ましたが、ほとんどが男女もの、マニアック作品でレズ作品の情報を得るのはなかなか難しいことでした。ある意味、買って見てみて初めて内容を知ることも度々でした。
しかも「アップル」という聞いたことのないレーベル(これがメーカー名?これ以外の記載はないし?)、そして、白の紙ケースに2枚の生写真、
「あ、怪しい(;´_`;)」
しかし、タイトルは「女子校生れず」「先輩と私」
「女子校生」「レズ」この二つのキーワードを兼ね備えた作品は、初めてアダルトビデオを見ることの出来る年になって以来、レズ作品を中心に一本一万五千円もしていたVHSを購入していた私にとって待ち望んでいた作品ジャンルでした。
外れでもともと。安価だし買ってみようか。
それが・・・・・